どうも。しゅんすけです。
我が家の3歳の娘は保育園や幼稚園に通っていません。
理由は色々とありますが、現在暮らし方を変え「足るを知る」という想いのもと生活しているので、夫婦で保育する道を選んでいます。
(こっちの詳細は、またいつか書きたいと思います)
今回はそんな自宅保育の中で見えてきた、子どもと関わる時に気をつけたい「サンマ」についてのお話です。
魚じゃないですよ。笑
子育てに関わらず、子どもとの関わり方に関心のある人や、実際に悩んでいる人に読んでみて欲しい内容です。(^^)
では、ご覧ください。
子どもと共有する「サンマ」
ではまず「サンマ」についてです。
もったいぶってすみません。笑
サンマは漢字で書くと「三間」です。3つの「間」ですね。
ぼくがこの言葉と出会ったのは大学生の時です。
当時、保健体育の教員免許取得を目指して、勉強していたわけですが、その中で出てきた言葉です。
日本の子ども達の体力低下の原因として「三間の減少」というのがあり、具体的には「空間」「時間」「仲間」の3つです。
今の子ども達は、安全に遊べる空間がない。今では、公園内でもボールが使えない、騒いではいけない、危ないから外に出てはいけない・・・などなど。
子どもたちの遊ぶ場が減っているということです。
そして時間がない。小さい頃から塾や習い事に通い、朝起きて学校に行き、帰ってきたら、習い事。習い事から帰ってきたらご飯食べて寝る。これでは「いつ遊ぶの?」って感じになります。
最後は仲間がいない。「時間がない」でも書きましたが、塾や習い事に通っている子が多くて、そもそも遊び相手がいない。これでは楽しくない・・・。
これが「三間の減少」です。
で、ぼくが今回話したいのは、「自宅保育で大切にしたい『三間の共有』」です。
それは、「空間」「瞬間」「手間」の3つです。
どうしても、子どもと関わる時に抜け落ちてしまうことの多い、3つの間。でもとっても大事。
聞けば「まあ、大切だよね」ってほとんどの人が思うだろうと思いますが、少しだけ整理してお伝えしてみますね。(^^)
空気感を共有する ~空間~
まずは「空間」の共有です。
空間。場所のことですね。共有なんで、同じ場所にいましょうってことです。
ただ、足るを知る暮らしでいう所の空間はもうちょっと広い意味で考えています。
我が家で考えている空間は「空気感」も含みます。
どういうことかというと、その場の雰囲気や感情、テンションなんかも共有して、子どもと一緒に遊ぶ感じです。
例を出しましょう。
夕方4時。
子どもが「遊ぼ―」とやってきました。
ぼくは夕食の準備をする必要があります。
でも、子どもも遊びたそうなので、一緒に遊ぶことにしました。
ボールを使って一緒に遊ぶんですが、頭の中は夕食作りのことで気が散って、いつボール遊びをやめようかななんて考えています。
これでは、同じ場所にいたとしても、空間を共有していることにはなりません。
子どもと遊ぶ時は「空気感まで共有できているか」ということを大切にしています。
今を生きている ~瞬間~
次は「瞬間」です。
これは、暮らしの中でも大切にしたいことなんですが、子どもは「今を生きる」天才です。
子どもにとっては「今」が全てです。
その一瞬一瞬で起きたことに喜んだり、怒ったり、驚いたり・・・。
その瞬間を子どもと共有することで、親も喜んだり、怒ったり、驚いたりすることができます。子どもと遊んではいるんだけど、ちょこちょこスマホいじりながら片手間で遊んだりしていると、その瞬間を見逃してしまうかもしれません。
今を作り出しているのは過去です。そして未来を作っていくのは今です。
子どもと遊ぶ時も、その瞬間での出来事に意識を向けて関わることができると、きっと新しい発見があると思います。(^^)
遊びは効率じゃない ~手間~
最後は「手間」です。
人間は効率を重視します。
これ自体は悪いことだけじゃないと思います。
効率よくやるってことは時に大切ですし、頭を使うってことなんで重要ですよね。
でも、子どもと遊ぶ時に効率のことを考えてはいけません。笑
例えば、2階の部屋から、1階の部屋におもちゃを運ぶとしましょう。
おもちゃはたくさんあって、一度に全部を運ぶことはできそうにありません。
それでも子どもは両手に持てるだけのおもちゃを抱え、何度も往復しながらおもちゃを運びます。
そんな中、大き目のカゴを見つけた大人が「これにまとめて入れれば一回で持っていける」とか思うわけです。
そして、効率を重視して、カゴにおもちゃを積み込んで持っていくみたいな感じです。
まあ、これも絶対に悪いってわけではないんですが、子どもと遊ぶ時は「効率」よりも「手間」を大切にしたいなと思っています。
今の世の中で、手間を大切にする機会ってなかなかないです。
手間がかかることは敬遠されますし、手間取っている人は仕事ができない人っていうレッテルを張られるような世の中です。
でも、本当はその手間が大切だったりするわけです。
子どもと関わる時にも、この手間をかけることで生まれるドラマがあります。
自宅保育ではそんなドラマを大切にしていきたいと思います。(^^)
三間を共有して足るを知る子育て
はい。ということで、自宅保育で共有したい「サンマ」の話でした。
自宅保育をしていると「これでいいのかな?」「大丈夫かな?」の連続です。
でも、足るを知る暮らしをしていくことで、「これでいいんだなー」と立ち返る毎日です。
そもそもぼくは「楽しく子育てがしたい」という想いで今の暮らしを始めているわけなんで、そこが出発点なんです。
その出発点に立ち返った時、今回のサンマの共有が大切だってことに気がつきました。
この3つが共有できるだけで、心が軽くなり「保育してる」って感覚ではなく、「子どもと一緒に遊んでる」って感覚が強くなりました。
今後もそんな暮らしを続けていければなーと思っています。(^^)
では、今回は以上です。
(しゅんすけ)