「おどもマルシェ」に出店しました

教育・子育て・遊び

どうも、やよいです。

少し前になりますが、8月1日(木)秋田市文化創造館で開催された「おどもマルシェ」に「竹コップ作り体験」のブース出店をしてきました。

このマルシェは秋田県内で活動している「トーキョーコーヒー」さんが合同で主催されたもので、イベントの趣旨に賛同し参加させてもらいました。
私はトーキョーコーヒーの存在を淡路島にいた時から知っていたのですが、主催者さんと知り合うことができたのは秋田に引っ越してきてから。
嬉しい出会いが、繋がりました。

当日の会場はとても賑わっていて、量り売りで食べ物や野菜が買えたり、遊べるコーナーやワークショップ、手作り品の販売など、小さい子から大人までが関わり楽しむ温かな雰囲気♪
我が家は日々の暮らしの中でプラスチックフリーやゼロウェイストを意識しているので、量り売りを取り入れたマルシェも魅力だと感じました。
4歳の娘も国際教養大学の学生さんの『えいごまみれ』ブースでたっぷりと遊び、楽しそうでした。

今回はお声がけいただき、ありがとうございました!

トーキョーコーヒーって?

〝トーキョーコーヒー〟は、登校拒否のアナグラム(文字を入れ替えてつくる言葉遊び)。全国で学校に行かない事を選択する約30万人の子どもたちのアクションを受けて、「問題は子どもの不登校ではなく、大人の無理解」という視点から教育を考え、学ぶ。そして子育てや教育、ひいては本当に豊かな社会について大人が考え、対話を生む為のムーブメント。

引用:TOKYO COFFEE


全国各地に400以上の拠点があり、現在秋田県内には5拠点あるようです。

私は淡路島に住んでいた頃から「トーキョーコーヒー」や「チロル堂」の存在が気になっていて情報はチェックしていたものの、主催者の方と知り合うことができたのは秋田に来てから。
なんらかのきっかけで私たちのSNSを見つけフォローやコメントをしてくれたことが、やりとりをするようになったきっかけだったと記憶しています。
私たちのリアルな実践や想いを発信していく中で、そこに興味を持ってくれる人がいたり新たな出会いがあることも嬉しく感じています。

今年の1月に初めて参加したトーキョーコーヒーの活動では(トーキョーコーヒー由利本荘 のんびりDAY)、ゆったりと過ごして良いと思える・ゆっくりできる空間にとても癒されました。
優しい子どもたちの姿を見て「優しさがあれば他に何もいらないくらい。十分だよね~」なんてことを私たち夫婦で話したり、親子で触れ合っている時の距離間の近さを見て温かさを感じたり…。
場の雰囲気はそこにいる人が作るなぁ~ということも改めて感じました。
3月には納豆づくりワークショップでもコラボさせてもらいました。

トーキョーコーヒーの活動は、不登校であるなしに関係なく大人だけでも参加ができます。
関心ごとや想いの近しい人と出会える機会になるかもしれない、とても素敵な場だと思っています。
気になる方はぜひSNSをチェックして、遊びに行ってみてください。

やっていく中で、本人が気づいていく

今回のマルシェでは、のこぎりやナイフ等の道具を使った竹コップ作り体験を。
コップにしても良し、ペン立てにしても良し。長さも太さもオリジナル。

竹をのこぎりで切る機会は普段の生活ではあまり無いと思いますが、丸い筒状のツルツルした竹を切っていく作業は、簡単なようで少し根気が必要な作業だったりもします。

今回はまず見本として最初に私たちが1カ所を切って見せたのですが、その間子どもたちはじーっとその様子を見つめていて。
いざのこぎりを使う番になると、切り進めていく中で切りやすい動かし方に自分で気づいていっていました。
教えてもらって分かるのではなく、繰り返しやってみる中で自分で見つけていきますね。

「見るのとやるのでは、全然違う」
こんな気持ちになることができる体験は、大切だと考えています。

そして、一度やったことがあるという経験が、これから先自分がやってみたいと思った事と出会った時に「やってみようかな」と思える気持ちや一歩に繋がったら良いなと思います。

シンプルなやりとり

ナイフを使う工程に入る前に、あるお母さんが子どもに「こわい?」と聞いたら「うん」と答えていました。
ふたき草のしゅんすけは「そしたら、ナイフは僕が持っているから、それをトンカチで叩く?」と聞いていました。

子どもの気持ちを想像し優しく聞くお母さんと、やらないという選択だけではない別の方法をスッと提案していた夫の姿を見て私は素敵だなぁと感じました。

無理をするのではなく、自分にできることや、やりたいことをやる。
やってみるかどうかも、自分で選ぶ。

大人が「できないよね」「やりたくないよね・やらないよね」と子どもの姿を想像して先回りするのではなく、本人がどうしたいかをまず聞いてみる。
忖度や想像力が大切な場面も時にはあるのかもしれませんが、相手の気持ちを聞き、こちらの想いを伝える。こんなシンプルなやりとりに、気持ち良さを感じます。

やりたいだけやることのできる場を

小学生とお母さんで1つずつ竹コップ作りを体験してくれた親子が、最後のやすりがけの後に「何時までいますか?お昼ご飯を食べてから、またやすりの続きをやっても良いですか?」と聞いてくれたことが、嬉しくてとても印象に残っています。

「やりたいだけ、やればいい」
「やらせてあげたい」
そうは思っていても、普段の生活の中では中々そうすることが難しい場面や状況もあるのではないでしょうか。
ブースとしての回転率は悪いですが、私たちふたき草が大切にしたい体験はそんな「時間」や「場」を確保することなのだと、このような出店をさせて頂くたびに再確認しています。


「好きなことだけしてちゃだめ。」
「これから先もっと大変な事も沢山あるんだから、今は我慢して頑張んなきゃ。」
そんな考え方には正直疑問があります。

どうなるか分からない未来のために今我慢をしたり無理をすること以上に、今を満足して過ごせることが大事にできたら良いな。と、思っています。

ふたき草が主催している「テオミルキャンプ」は、ゆったりとしたスケジュールの中少人数で行う様々な自然体験ができるキャンプです。

いつもは難しくても。短時間でも。
子どものことを見守ることができる時間をほんの少し作ることができたら、親が自分自身を肯定できることにも繋がるのではないかと感じています。(本当はこう関わりたいのに…と、自分を責めてしまうことがもしあるのなら)
そんな場としてもテオミルキャンプを活用してもらえたら嬉しいです。
子どもたちと一緒に、私たち親ものんびりと今を楽しみましょう。
今後も色々と企画しているので、興味のある人のご参加お待ちしています。
最新情報はブログやSNSでお知らせします。

今回は「おどもマルシェ」にお声がけいただき、ありがとうございました!
今後もふたき草は、想いに共感できる人と共に何かができることを楽しみにしています。


(やよい)