どうも。しゅんすけです。
日々暮らしていると「あれがない」「これがない」と言って、何かを断念することってよくありますよね。
それは物に限った話ではなくて、「時間がない」とか「知識がない」とかもあると思います。
足るを知る暮らしでは、「ないもの探し」をするのをやめて、今目の前にあるもので工夫することを大切にしています。
今回はそんな「見立てる暮らし」を実践するためのコツをお伝えします。(^^)
見立てるという考え方
そもそも見立てるって言葉なんですが、禅の世界ではこれを、「物を本来あるべき姿ではなく、別の物として見る」ことを意味しています。
そうすることで、物を持っていることではなく、物の使い方に意識を向けられるようになり、物に支配されることのない心が豊かな暮らしを送ることができます。
とまあ、ちょっと堅苦しい感じになっちゃいますが、いわゆる「なんでも代用できないか」考えることができるかって話です。笑
この考え方は、足るを知る暮らしにおいて、めちゃくちゃ大切になってきます。
暮らしは工夫次第で、だいたいなんとかなります。
でも、この感覚がないと、やっぱり「あれがない~」思考が邪魔してきます。
ではなく、見立てる力を身につけて、色々な物に様々な役割を持たせてあげることができると、日々の暮らしもワクワクした気持ちで過ごすことができます。(^^)
あるものに目を向ける
では、実際に見立てるためのコツを2つお伝えします。
まず1つ目は、「あるものに目を向ける」ということです。
いきなり初歩中の初歩ですが・・・。
「そんな当たり前のことを言われても・・・」と思わないでくださいね。笑
意外とできていないことが多いので。(ぼくも出来ていない時がよくあります。)
で、どういうことかというと、そのものが持っている役割ではなく、そのもの自体に目を向けるってことです。
例えば、以前も話したことがあるかもしれませんが、我が家のバスマット。
お風呂から上がったあとに、体から落ちる水をキャッチしてくれたり、足の裏を拭いてくれたりするあれですね。
うちではこのバスマットを使うのをずいぶん前にやめました。
そして代わりに、その日に使っていたお手拭きタオルを使うようになりました。
もし、この時、お手拭きタオルの「手を拭く」という役割にしか注目していなかったら、この選択はなかったかもしれません。
タオルそのものに目を向けて、水を拭き取るという能力に着目したから代用する考えに至ったわけです。
これは他のどんなことにも当てはまります。
極端なことを言えば、人にも当てはまると思っています。
その人の役割に着目してしまうと、どうしても幅が狭くなってしまいます。
ではなく、そのもの自体に目を向ける。
意外とできていない、見立てる暮らしのコツです。
目的と手段をはっきりさせる
次のコツは、「目的と手段をはっきりさせる」ということです。
よく、手段が目的になってしまう~なんて話を聞くこともありますが、これは、目的と手段をはっきりさせることができていないから起きる現象です。
まず大事なのは、目的をはっきりさせることです。
先ほどのバスマットの例であれば、「お風呂から上がったあと、床を濡らさない」ことが目的のひとつでしょう。
そして、濡らさないために使うバスマットが「手段」です。
で、バスマットじゃなきゃ目的を達成できないという思考は、この目的と手段がごっちゃになっている状態です。
ここをしっかりを切り分けていれば、目的を達成するためには、バスマット以外の方法もあることに気がつくことができます。
手段はいくらでもあります。
長年積み上げてきた経験が、視野を狭くしているだけです。
目的さえ見失わずにいれば、どんな方法だって正解です。
そのことを心に留めておくと、見立てる暮らしがグッと近づきます。(^^)
はい。
ということで、今回は見立てる暮らしについてでした。
今後は、我が家の見立てアイディアなんかも、ちょくちょく紹介していければと思いますので、よろしくお願いいたします。(^^)
では、今回は以上です。
(しゅんすけ)