どうも、やよいです。
皆さんは「自主保育」という言葉を聞いたことがありますか?
就学前に保育園や幼稚園に子どもを預けるという選択肢がありますが、その選択肢の中のひとつに「自主保育」というものがあります。
活動の形は団体によって様々ですが、幼稚園や保育園には通わず親同士で共に子どもの育ちを見守り合うような活動です。
今は保育園や幼稚園に子どもを預け、一生懸命働く共働きの家庭も多いと思います。
それと同時に、今しかない幼少期の子育てを誰かにお願いするだけではなく一緒に過ごす時間を沢山作りたいと考えている親もいます。
様々な子育ての形があることを知り、一緒に考えてみてもらえたら嬉しいです。
自主保育との出会い
私は大学で幼児教育や保育を学んでいたのですが、集団の中で育つものもあると思う一方、集団の中では寄り添うことが難しい場面もあると感じていました。
ひとりひとりの気持ちややりたいことを大切にしたいという想いもあり「森のようちえん」という保育の形に魅力を感じ、それに関わりたくて自然学校という業界で働きました。
自主保育が盛んな神奈川県の川崎市で勤めていたので「こんな子育ての形があるんだ。私も将来やりたい!」と、結婚する前から思っていたのが自主保育との出会いです。
退職して出産後、淡路島で小さく自主保育の活動を始めました。
一緒に遊べたら良いなと思った出会ったお母さんに声をかけて遊んだり、イベントごとを企画したりして楽しんでいました。
淡路島でも秋田でも「自主保育というものがあると知らなかった」と言われたことがあるので、認知度は地域によって大きく異なるかもしれません。
自主保育と聞くと外で遊ぶことを大切にしている団体さんが多い印象はありますが、自主保育にも「こうでなくてはいけない」はありません。
当たり前とは
「幼稚園や保育園に入るのが、当たり前じゃないの?」
そう思う人が多いのではないでしょうか。
実際私も「幼稚園に入る年齢までは、なるべく一緒にいたいな~」と、いずれは通わせるものだと当たり前のように考えていました。
しかし我が家は、大切にしたい幼少期の今を家族一緒に過ごせるよう働き方を変えたので、4歳の長女は現在どこにも通っていません。
(一時保育などでお世話になることはありますし、今後通うかもしれませんが)
自主保育に限らず「当たり前」や「普通」ってなんでしょうか?(^o^)
私も含め多くの人が保育園や幼稚園に通って今の自分があるので、行かなかった未来が想像できないだけだと思っています。
預けにゃ損?
幼児教育・保育の無償化に伴い、以前よりも比較的金銭的な負担が少なく子どもを預けられるようになりました。
私が現在住んでいる市も子育て支援が手厚く、待機児童もいないとのこと。素晴らしいです。
その一方で「無料なんだから預けにゃ損」という考え方も生まれていると思います。
毎日子どもと一緒にいると、大変なことも多いですよね。
私自身、子どもと離れる時間も大切だと思ってそんな時間も作っています。
「無料なんだから預けにゃ損」と思う人がいたら「幼少期は一緒におらにゃ損」と思う人もいますよね。
どっちが良くてどっちが悪いではなく、それぞれに状況や考え方もあります。
「誰かが言ったから」「これが普通だから」だけでは、ない。
「多様な価値観を歓迎したい」という想いがベースにあって活動しているふたき草です。
秋田でも自主保育を始めたい
集団の中で培われる力や育みたいこともありますが、正直、幼い頃にそんなに急がなくてもよいのでは?と思います。
子ども達には集団を乱さないよう自分の気持ちを我慢する力(そんな時もあるけれど)よりも、自分の気持ちを大切にしてもらった経験を通して自分の感情を大事にしてもらいたいです。
日々の暮らしや愛情の中で育まれる目には見えないなにかは、きっと根っこがしっかりしている。
それは保育園や幼稚園、自主保育、関係なく♪
今しかない幼少期を親子で過ごせること。
子どもの育ちを地域の中で友達や誰かと一緒に見守り合いながら子育てができること。
そんな「自主保育」が幸せを感じられる子育ての形の1つだと考えているので、秋田でも小さく小さく始めたいと思っています。
想いに共感してくれる人がいたら「こんな考えの人が秋田にいるらしいよ」とブログやSNSなどをシェアしていただけたら嬉しいです。
共に子どもの育ちを、ゆったり見守り合える時間が作れたら。
(やよい)