どうも。しゅんすけです。
今回のテーマは「先回りしない子育て」です。
まあ、子育てに限った話ではないんですが、人と関わる時全般において、ぼくが気をつけていることの1つです。
子どもと関わることが多いと、この「察する」ってことが多くなると思うんですよね。
でも、ぼくが目指しているのは「とことん察しの悪い父親」です。
今日はそんな話をしていきます。(^^)
目指すは察しの悪い父親
ではまず、ぼくが目指す察しの悪い父親とはどんな父なのか説明します。
それは
子どもの欲望を親主導で引き出さない父親
のことです。
例を出して説明します。
今日の朝ごはんは、熱々のお米にみそ汁、ネバネバした納豆と卵焼きです。
娘は納豆が大好きなので、そのネバネバを伸ばして遊んだりしています。
「いただきまーす」
我が家の号令係は4歳の娘。
元気な掛け声とともに、朝ごはんが始まりました。
そんな中、娘が一言。
「ごはんが取りづらいよ~」
どうやら、練習中の箸が上手に使えず、お米を食べるのに苦戦している模様。
娘は、半分癇癪を起しながら「上手く取れない~!」と連呼しています。
そして父親は
「ほんとだ!難しいね!」
と言っています。
余計発狂する娘。笑
で、「どうして泣いてるの?」と聞きます。
すると、「お米が食べられないの」という答えが返ってきます。
父:「どうしたら上手く食べられる?」
娘:「スプーンがないとダメ」
父:「じゃあ、スプーン使ったら?」
娘:「スプーンは高い所にあるから自分じゃ取れない」
父:「そうしたらどうしよっか?」
娘:「お父さんにとって欲しい」
父:「いいよー。(^^)」
~完~
こんな感じです。笑
ちょっともどかしい感じがあったかもしれません。
でも結構日常的な我が家の一コマです。
ぼくは、子どもがやって欲しいこと、やりたいことを、こっちから引き出すことはしません。
というか、できないだけかもしれませんが。笑
今の話の中には、何度か親が「スプーン出してあげようか?」と助け船を出せる瞬間があったと思います。
でも、そこで「とことん察しの悪い父親」の出番です。
「へー。そうなんだ・・・。大変だねー」と想いには共感しつつ、解決策は出さない。
こんな関わりを心掛けています。
なんでかっていうと、教えてもらったことと、自分で気がついたことには大きな違いがあるからです。
人は、人に教えてもらったことはすぐに忘れます。
一方、自分で気がついたことは結構大事に覚えてたりします。
この「気づく」ってことを大切にするために、こんな父親を目指しています。(^^)
子どもが「気づく」余地を残す
気づくというのは、人にとっての最高の瞬間の1つです。
気づいたことは、覚えているし使うことができる。
もしそれが、ネガティブな気づきだったとしたら、それを変えるために行動する原動力になる。
もしそれが、ポジティブな気づきだったとしたら、それを達成するために計画を立てることもできる。
そんな最高の瞬間を子どもから奪わないために、ぼくは察しの悪い父親になるようにしています。
大人にとっては、そんなことでも、子どもにとってはすごい気づきかもしれません。
でも、気づくためには環境が必要だとも思っています。
それは、暮らしの余白です。
せかせかした暮らしの中で気づくことは難易度が高い。
時速200キロ以上出している新幹線に乗っていては、地元の美味しいパン屋さんを見つけることができないのと一緒で、気づくためにはゆっくり歩いて進んだ方がいいと思っています。
そうすると、何気ない日常にも、多くの気づきが溢れていることに「気づく」ことができます。(^^)
忖度しない暮らし
で、これは子育て以外にも言えることです。
人間関係を築いていく上で、相手のことを思いやり、相手の考えを推し量ることは時に必要なことかもしれません。
でも、相手のことを考えて先回りしすぎるのもどうかと思っています。
気を遣える人は素晴らしい人だと思います。
だけど、ぼく自身は気を遣うのが苦手だし、気を遣われるのが大嫌いです。
礼儀は大事だと思いますよ。
関わる人には最大限リスペクトを示しますし、感謝の気持ちを表すことも大切です。
でも、暮らしの中で自分を押し殺してまで相手に合わせる必要はありません。
それに、いくら考えたって、その人の考えを100%理解することは不可能です。
それは家族だってそうです。
だからこそ、相手の気持ちを考えすぎて、忖度する暮らしではなく、自分は何がしたいのかってことを気づける暮らしをしています。
その中で、相手と衝突があったなら、その時考えればいいと思っています。
はい。ということで、先回りしない子育ての話でした。(ちょっと色々と脱線してしまいましたが・・・)
子育てにおいても足るを知る。
自分のできることと、できないことを切り分けて考えると、少しは心が軽くなるかもしれません。(^^)
では、今回は以上です。
(しゅんすけ)