鍋蓋修理の意外な落とし穴

自然・暮らし

どうも。しゅんすけです。
先日、鍋のふたが壊れてしまったので修理することにしました。ふたって言っても取手の部分です。しょっちゅう壊れるようなもんでもないですが、たまーに「パキン!」と割れることがありますよね。付け替え用の取手はホームセンターなんかでも買える一般的なものなので、修理されたことがある人も多いのではないでしょうか。
でも今回は意外な落とし穴にはまってしまいました―――。
そのせいで一瞬で終わるはずの作業が、トータル1週間以上に伸びるという事態に。いやー。学びになりましたね。今回はふた修理をする人が同じ罠にはまらないように記事を書きましたので、どうぞご覧ください。

鍋のふたが壊れたので修理します!

割れたふたの取手

はい。ということで修理をすることにしました。
そもそも鍋のふたってどうやって修理するの?という人のために簡単に解説すると、ふたの取手は大きく3つのパーツに分かれていて(ガラスのふたはちょっと違います)、実際に手が触れる取っ手部分(まるい形状が多いです)、取手とふたをくっつけるネジ、取手をふたに密着させる部分です。

で、今回は取手をふたに密着させる部分が割れてしまったので、全部品を取り換えることにしました。

以前にも取手を取り換えたことがあったので手順は頭に入っています。ちょうど出かける予定のあった妻に「ホームセンターに売ってると思うから買ってきて―」とお願いし、早速部品を調達。

その日のうちに修理は完了する予定でした。この時までは・・・。

意外な落とし穴

しかし、意外なところに落とし穴がありました。

なんと買ってきてもらった付け替え用取手のネジが、ふたの穴に入らない!
「あちゃー。確認不足だったなー。ネジの大きさ確認しなきゃダメだよなー」と思ったわけです。

でも、落とし穴はもっと深かったです―――。

今回買ってもらった取手のネジの大きさは直径6mm。ふたの穴は4~5mm程度。
しゃーない。新しいの買うか。と思い、別のホームセンターに買いに行ったわけですが、どこに行っても「6mm」以下のネジが売ってない!

5~6軒は回りましたが、どこにもないんですよ!これでもかってくらい。笑

6mm以下の穴があいたふたは、修理しない法律でもあるんかな?と思ってしまうくらい売ってなくてびっくりしました。

一番驚いたのは鍋を買ったホームセンターにも売ってないんですよ。替えの取手はありましたよ。でも、ネジのサイズが大きいんですよ。そんなことあります?笑

いやー。こんなとこに、こんな大きな落とし穴があるなんて想像もしていませんでした。

これから新しい鍋を買う予定のある人は、ふたの穴が6mm以上のものをおすすめします。笑

視点を変えれば道はひらける!

で、「悔しいけど、ネットで注文するしかないのか・・・」と半ばあきらめかけたその時、あるアイディアが浮かびました。

「そうだ。穴を広げればいいのでは?」

それまでは、穴のサイズに合うネジを探し続けていたわけですが、求めている結果は「ふたの取手を修理すること」なわけです。

だったら穴を大きくしたって結果は同じ。

それまでぼくの頭になかったアイディアが浮かび、モヤモヤとしていた気持ちが吹き飛びます。

早速家にあった棒ヤスリ?とドライバーで地道に拡張していくこと30分。

ネジが通りました。笑

そのあとは、10秒くらいで付け替え作業が無事に終了。

「視点を変えると景色が変わる」なんて言いますけど、聞くとやるとでは大違い。視点を変えるって結構難しいですね。笑

気づいてみればたいしたことないんですが、気づくまでが結構大変。

はい。ということで今回は、ふたの修理についてでした。
ふたの修理自体はたいして難しい作業でもないですが、何かを修理するって体験はどんどん減っているような気がします。

「壊れたら新しいものを買う」

そんな価値観が当たり前になっていくと「修理」という考え方自体が、新しい視点になるのかもしれませんね。もしかしたら、考え方のレトロイノベーションかもしれません。笑

今後も直せるものは自分で直す。をモットーに暮らしていきたいと思う出来事でした。

PS.
ちなみに、ぼくの行動範囲では6mmのネジしか見つけられませんでしたが、他がどうなっているのかは知りません。もしかしたら「6mmのネジ」を探し求めている人もいるかもしれませんので、その点はご自身の目で確かめてください。m(__)m
では。

(しゅんすけ)